モダンに進化した縁側Best5!

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house-TK-R 縁側のある住まい〈リノベーション〉, 創右衛門一級建築士事務所 創右衛門一級建築士事務所 Patios Wood Wood effect
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今回紹介するのは現代のライフスタイルと建築トレンドにも調和するように進化した縁側(濡縁)デザインのBest5です。古典的な縁側の良さを受け継ぎながら、より魅力的に進化したデザインの数々、さっそく紹介します!

フラットにつながる縁側

最初に紹介するのは宇都宮市を拠点に活動する建築家 インデコード design officeによる住宅です。写真左手が縁側、右手がリビングルームとなっていますが、フラットに接続されたデザインによりリビングの一部として、または半屋外空間として状況に応じて自由な過ごし方が可能なスペースとなっています。縁側には抜け感のある軽やかな屋根と縦格子が設置されており、開閉のバランスが良い空間です。格子は全開可能なので地域に開かれたオープンスペースとしても機能します。防犯面が気になる夜間はこうして格子を閉じれば、陰影のムードある雰囲気の中ゆったり過ごすことができます。

縁側でティーブレイク

縁側が設置されているのは玄関横からLDKにかけて。奥行のある形状と深いひさしのおかげで縁側は快適な半屋外スペースとなっています。テーブルセットでは昼下がりのティータイムや休日のブランチをのんびり楽しみたい!玄関から縁側までミニマルスタイルのすっきりとしたデザインの屋根で覆われているので、過ごし方の多様性はあっても外観の統一感は失われていません。

ステップ付きの縁側

築四十年の農家をリノベーションしたこちらの住宅は室内外ともに無垢材を豊富に使用した心地よい住まいです。室内の縁側、室外の濡縁ももちろん木製。写真からも木材のフレッシュな香りが伝わってくるようですね。濡縁にはステップが設けられており、手入れの行き届いた美しい庭へと接続しています。伝統的な日本家屋のスタイルを踏まえながらもディテールはモダンに洗練され、魅力的な住宅へと生まれ変わりました。

【 無垢材についてはこちらの記事でも紹介しています】

無垢材の魅力と注意点

ハイコントラストな色調

縁側の色調を隣接する室内の床と揃えると視覚的に床面積が広がったように見え、広々とした印象を作成できます。しかしもしその必要がないのなら、縁側に室内とは正反対の色調を使うのもアリ。例えばこちらの事例では和室の床が白に近い明度のペールカラー、縁側が外壁と同系色のダークカラーです。内外でコントラストが高く、よりモダンな雰囲気となっています。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の和室を紹介しています◀

和室の写真ページ

居室から縁側、そしてテラスへのつながり

最後に紹介するのはピコグラム建築設計事務所が手がけた住宅です。オープンプランLDKの南側に広々とした土間床の縁側があり、縁側はさらに屋外のウッドテラスへとつながり、そして庭へと至ります。LDKと縁側の境界、縁側とウッドテラスの境界はともにフルオープン可能で、開放的で気持ちのいい時間を過ごすことができます。広い縁側はペットが走り回ったり、雨の日も多目的に使用可能なフレキシブルな空間として活用されることでしょう。

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