三角形の天井を持つ部屋Best5!それぞれのスタイルと雰囲気を体感してみて

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さんかく屋根の家/ Triangle Roof, 株式会社 井川建築設計事務所 株式会社 井川建築設計事務所 Modern living room
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三角屋根の住宅に対してみなさんは「家」の持つ典型的なイメージの具現化、クラシカルで可愛らしい佇まいなどについて魅力を感じていることでしょう。

では三角形の天井についてはどうでしょうか?三角屋根の形状をそのまま反映した天井を持つ空間、その特有の雰囲気と魅力を感じていただきたい今回の特集です。

木材の温かな雰囲気

最初に紹介するのはM4アーキヴィジョンによる住宅です。三角の天井は温かく色調豊かな木材パネルで覆われています。家型のおおらかな雰囲気と木材の温かみに守られているような穏やかで居心地の良さそうなリビングは、同時に様々な色彩が並ぶ木材パネルのリズム感や、梁から吊るした照明など動きと変化も感じるインテリアが魅力的です。トップに少しだけとった三角形の開口と天井&梁が形成する三角形の並びなどディテールの発見も楽しい!

▶「住まいの写真」ページでは様々なリビングルームを紹介しています◀

リビングルームの写真ページ

ニュアンスのある陰影

先程の一軒とはまったく異なる、真っ白な天井と壁が印象的な住まいは石川淳建築設計事務所によるもの。幾何学的な構造自体の魅力を楽しめるミニマルスタイルの室内です。程よく鋭角な三角天井、そのトップから切込みを入れたような天窓、各面に取られた掃き出し窓から差し込む自然光が異なる角度からニュアンスのある陰影を作成し、白い空間に落とします。

ちなみに壁面に走るステップ付きのラインはキャットウォークです! 

クレジット: Photo: Shigeo Ogawa

天窓を左右対称に配置

続いてはzuiun設計事務所 / 株式会社 ZUIUNが手がけた住宅「自然の中の三角屋根の家」です。屋根の形状を反映した三角天井となっているのは吹き抜けのリビング及び階段室にかけて。頂点を持つ三角の天井が吹き抜けの伸びやかさを強調し、よりダイナミックな空間となっています。左右対称に配置された天窓も印象的な風景を作成しています。

【 吹き抜けについてはこちらの記事でも紹介しています】

吹き抜けを取り入れる前に知っておきたい6つのポイント

頂点の角度と辺の長さ

茨城県を拠点に活動する井川建築設計事務所によるこちらの住宅事例では、三角形の頂点の角度を緩やかに、辺を長くとったデザインとなっています。重心が低くなるため三角形の天井特有の垂直方向への伸びはありつつも、より安定感を感じる空間となっています。インテリアも中間色をベースにソファやダイニングテーブルなどの大型家具にダークカラーを使用して、より床に近い安定感と安心感を感じながら過ごせる室内となっています。

三角天井に沿った大開口部

最後に紹介するのは長野県を拠点に活動する林建築設計室による住宅です。三角形の天井、そしてその形状に沿って作られた大開口部が印象に残る室内です。三角形の天井ぴったりまで開口することで高さが強調され、より大きく、より堂々とした佇まいとなりました。ガラスの開口部から天井が屋外の庇(屋根)へとつながる様を見ることが出来るのも、おもしろい視覚的効果を生んでいます。

クレジット: 林建築設計室

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