インスピレーション満載!10の白い玄関ホール

猫6匹と大人4人の家 ハコノオウチ15, 石川淳建築設計事務所 石川淳建築設計事務所 Modern Corridor, Hallway and Staircase
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住まいの顔ともいえる玄関ホールや廊下。これらの空間は他の居室に比べると、広さや明るさが犠牲になりがちな場所ではあります。しかし白を基調とすることで、より明るく、開放的な空間にすることができます。さらに白はどんな色にもなじみやすく、玄関ホールに住む人の趣味を反映させやすい色ということもいえるでしょう。今回は白い玄関ホールと廊下に注目し、そこに込められた様々なアイデアについて考えていきます。

ギャラリー1

アートがよく映える白いホール。高い天井、高窓から入る柔らかな光はギャラリーそのものです。白をベースカラーとしていることで、明るい空間に仕上がっています。このギャラリーはリビングと玄関をつないでおり、来客の滞留場所としても機能しています。ギャラリーとは細長い空間、腰かけたりしてちょっと休める場所という意味もあります。この空間はアートのためだけでなく、コミュニケーションの場としても存在感を発揮しています。

クレジット: 624PHOTO村田雄彦


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幸せを呼び込む住まいと10の習慣




ギャラリー2

こちらの廊下も壁と天井を白をベースカラーとした、ギャラリーを思わせる仕上がりとなっています。蹴込のない階段は向こう側まで見渡すことができ、ダークカラーの床に光と奥行きを感じさせます。シンプルなインテリアながら、壁に溶け込む白い彫塑が陰影をつくり、上質で大人っぽい空間を実現しています。

音楽が迎える

白い玄関ホールに置かれているのはグランドピアノです。玄関ホールはさながら音楽ホールのようです。ピアノの上部にある吹抜けを介して、音楽が家族を紡ぐようなイメージで設計されています。玄関は住まいの顔。この家を訪れる人に、住み手の暮らしぶりがダイレクトに伝わります。

クレジット: Atsushi ISHIDA

街とともに歴史を刻む

東京・麻布にあるオフィスビルのホールです。階段の素材には無垢の大谷石を使用しています。 麻布界隈には江戸時代に武家屋敷が建っていたという、由緒ある歴史と文化があります。大谷石は経年により風化し変化していく「時」を刻む素材として、存在感のある表情を与えています。土地柄十分な開口部が取れる場所ではありませんが、格子状の天窓を計画して十分な自然光を取り入れています。白い室内仕上げにも反射して、明るい空間をつくっています。



地中海風

地中海のどこかにいるような、小ぢんまりとした白いエントランスホールです。柱の下地を貼らず、敢えてラフな状態の上に漆喰風の塗装を施しています。ドアの窓から入る光が、居心地のよさそうな雰囲気を演出していますね。


*住まいの写真はこちらからご覧いただけます

Homifyに掲載している玄関・廊下の写真

ショップ風1

収納力のある、白く明るい玄関ホールです。生活感を排除したミニマルな玄関ホールからは、ショップのような雰囲気が感じられます。階段の黒が白い空間のアクセントになり、スタイリッシュなホールに仕上がっています。

ショップ風2

こちらは白とペールグレーの、すっきりとした印象を与えるエントランスホールです。間接照明とスポットライトに照らされた衣類は、まるでショップのディスプレイのようですね。白い花が空間に表情を与えています。

古民家

こちらは漆喰の真壁にアラワシの梁と柱が魅力的な玄関ホールです。右の玄関ドアから左の中庭まで、土足のまま外へ出ることができます。日中は2階バルコニーからの光と2階ステンドガラスの天空光が入り、玄関ホールにも十分な明るさが確保されています。玄関ホールでありながら、開放感にあふれた空間です。

モダンな坪庭

こちらの玄関は、完全独立型の2世帯住宅のなかにあります。光の差す土間は明るく、植栽の緑が白い壁によく映えています。樹木の根元には白い石が敷きつめられています。縦格子の引戸に和モダンな雰囲気を感じる、落ち着いた空間です。

スタジオ風

都心の一等地に建つ、戸建て住宅の玄関ホールです。コンパクトな玄関ホールながら、室内を白に統一し、階段には線が細く軽やかな印象の鉄骨素材を使用するなど、狭さを感じさせないインテリアに仕上げています。天井が高くすっきりとした空間は、スタジオのように多目的ルームとしても使えそうですね。


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