モダンだけでなくナチュラル!ドイツの家5軒

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ドイツの家と聞くと、どんな家を思い浮かべるでしょうか。ドイツの都市部では日本のマンションと同じように多くの人が巨大な一棟の建物の中に住んでいます。一方郊外では一戸建ての建物も建てられおり、様々な家のスタイルを見ることができるでしょう。中でも最近ではモダンなスタイルの建物が多く建てられるようになってきています。そこで今回はドイツのモダンな住まいを紹介したいと思います。

ナチュラル感溢れる家

最初に紹介するのはバルト海近辺に建つ家。こちらの家はとてもシンプルなつくりとなっており、無駄な造形の無いフォルムが際立って見えるでしょう。そんな建物ファサードをより印象的にするのは、外壁に使われている木材。等間隔に木材が取り付けられているため、シンプルでありながらも個性が生まれています。シンプルな家となると、時には無駄な要素が削られて、時には冷たさを感じることがあるかもしれません。ですが本住宅では印象的な外壁によって木材の持つ暖かな印象を感じられるようになっています。

ガラスの軽やかさを感じられる家

モダンな家で重要となるのは、ガラスを活用すること。それは日本であってもドイツであっても変わることはありません。コンクリート建築ではその堅牢さは素晴らしい魅力ですが、時には重厚となりすぎて、重々しい印象を生みがちです。そうした重厚さを和らげるのはガラスかもしれません。こちらの家では、壁の一面を覆うようにガラス窓が取り付けられています。そのためコンクリート面が少なくなり、家の中の光や、その景色を写し出すことで軽やかさが生まれています。石造やコンクリート建築の多いドイツですが、ガラスを活かした建物もドイツのモダン建築の特色といえるでしょう。

シンプルかつ個性を持った家

住宅の顔となるのはファサード。ですが、そこで重要となるのはその形だけではありません。その素材もとても重要となります。こちらの住宅では外壁に印象的な素材を使うことで、モダンさを獲得しています。使われているのはスレートと呼ばれる粘土岩。それは濃い青緑の色ですが、1枚1枚のパネルでは色が異なっており、独特の風合いを生み出しています。そんな外壁で家全体を覆っているため、遠くから見ればシンプルであっても、近くからは強い素材感を感じさせ、他の家にはないオリジナリティを感じられるでしょう。

伝統をモダンに活かした家

MÖHRING ARCHITEKTENが手がけるこちらの家でも、特別な素材が使われています。それは萱です。それは日本と同様にドイツでも伝統的な屋根の素材。ただし、それを使いながら、モダンな家を建てることは簡単ではありません。本住宅ではシンプルなフォルムの屋根や外壁にその萱を使用しています。外観がシンプルであるため、素材感が引き立ち、家に個性が生まれます。シンプルな家となると、簡素化や単一化で、飽きやすい建物となってしまいがちですが、本住宅では萱を使うことで、モダンで個性的な家となっています。

制度を乗り越えたモダンな家

時として制度が家を建てる際のハードルとなることは日本でなくドイツも同じ。クライアントはモダンなフラットな屋根を持つ家を求めていました。しかしここで開発計画の認可には傾斜のある屋根が必要です。そこで建築家は2つの妥協点となる家を生み出しています。それはファサードから見るとフラットに見える、ただし建物の裏側から見ると傾斜の屋根が見える建物。こうして建物のモダンな雰囲気を損なうことなく、住宅建設の認可を取り付けることに成功したモダンな家が実現したのです。

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