コストダウンのポイント!手頃な価格の住宅をつくるには?

A.Imamura A.Imamura
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手頃な価格で住宅をつくるために考えられるコストダウンの方法とはどんなものでしょうか?ローコスト住宅をつくりたい、限られた予算内でマイホームをつくりたい、そんな願いを可能にする効果的なコストダウンの方法を考えていきましょう。家の外観や間取り、工事費用、建築材費用等、できるだけ手頃な価格で住宅をつくるためのコストダウンの方法をご紹介していきます。

手頃な価格の住宅は外観がシンプル

手頃な価格で住宅をつくるには、建物の形はシンプルなボックス型がおススメです。建物のかたちが複雑になれば成る程外周面積も増え、下地材、仕上げ材に使われる建材費や工事の手間と工事期間が延びる可能性が増えます。凸凹のないシンプルなボックス型の家は、外壁の面積が少なく抑えられコストダウンの方法として最適です。またメンテナンスのし易さや耐震性能で優れている点は、長期的に家にかかる出費を抑えることが出来ます。


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手頃な価格の住宅に選ばれる屋根のデザインは?

手頃な価格の住宅にするには、屋根のデザインもポイントです。先ほどのボックス型外観同様に、屋根のデザインも複雑にすればするほどコストが上がります。複雑な屋根のデザインは、足場を組むための工事費用や長期的なメンテナンス費用もかかります。勾配のゆるやかなシンプルな切り妻屋根は、コストダウンの方法の一つと言えるでしょう。


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コストダウンのできる階数は?

総二階建てと部分二階建てでは、部分二階建ての方が基礎工事の必要性が増え工事費が高くなると言われています。三階建てを希望している人は、二階建て+ロフトの間取りにすることで、三階建てよりも住宅工事にかかる費用を抑えることが出来ます。ただ二階建てと三階建てでは、三階建ての建物にかかる固定資産税は優遇期間が長いです。

ローコスト住宅と相性の良いシンプルな平屋造り

ローコスト住宅を希望する家族や終の棲家として選ばれるものは平屋造りが多く見られます。二階や三階建ての住宅というのは耐震性の構造が非常に重要になりますが、上階の無い平屋住宅はそのシンプルな構造から耐震性の高い構造と自由な設計を両立できる優れた家と言えるでしょう。シンプルな工事とメンテナンスの負担が軽くなる可能性があり効率の良いコストダウンを実現できる可能性があるので根強い人気があります。


【住まいづくりについては、こちらの記事でも紹介しています】

 大工も選ぶ平屋住宅。世代を超えて愛される人気の理由は?

水回りをまとめた間取りで

ローコスト住宅の間取りでよく見られるテクニックの一つに、水回りを一か所にまとめるという方法があります。キッチン、洗面、浴室、トイレなどの水回りを近い位置にまとめる間取り計画は給排水管などの設備の節約になりコストダウンの方法として有効です。こちらは建築家の自邸。予算上、箱の中にはキッチン、パントリー、パウダールーム、バスルームといった水廻りを集約し、あとは2枚の壁を設けるだけのシンプルで広々とした間取りがデザインされています。こういった水回りの集約は、コストダウンの方法としてだけでなく家事動線が短くなる利点もあります。

壁のないオープンな間取りに

ローコスト住宅を目指すならば、壁で仕切らないオープンな間取りがおススメです。家族のプライベートを意識しすぎて部屋数を増やしてしまうと、間仕切り壁を仕上げるための材料費がかかり、また各部屋ごとに建具や照明も必要になり費用がかかります。こちらの住まいの二階は、部屋をつくらないオープンな空間をデザイン。必要に応じてブラインドなどで空間を間仕切ります。家族の暮らしや成長に合わせて可変性のある間取りです。

ローコストと選ぶ無垢材を考える

こちらのキッチンは無垢材を多用して温かみのあるデザインに。このように無垢材をふんだんに使った家は人気がありますが、その値段が気になりますね。ローコスト住宅でだからと言って、初めから無垢材フローリングを諦めることはありません。実は、一口に無垢材と言ってもその種類は様々です。また同じ木材でもグレードがあり、その価格も違ってきます。例えば、成長が早い針葉樹は供給量も多く比較的に安価に手に入ります。針葉樹は比較的柔らかいので床材として用いるには踏み心地にも優れており最適です。

仕上げ材は統一して

クロスなどの仕上げ材は、部屋ごとに変えず統一することで費用を抑えることが出来ます。仕上げ材が部屋ごとに異なると仕上げ材の購入費用だけでなく、半端材の無駄も増え、知らない間に費用がかさんでいる場合があります。できるだけ仕上げ材は統一しましょう。こちらは玄関ポーチから統一された柔らかいナチュラルなイメージが素敵な住まい。壁、天井の仕上げ材が統一されているので、効果的に空間の一体感と広がりも感じられますね。

和室デザインの選び方

フローリングでの生活が中心となる家に設ける和室デザインの選び方でも、費用削減が可能です。例えば、こちらのようなフローリングとひとつながりになったモダンな畳空間は、わざわざ窓や壁を和の使用にすることなくリビング空間に馴染むので、障子や襖、壁や天井などにかかる和建具コストを抑えることができます。

アイデアで構造材をもっと有効にみせて

壁や床の下地に使う構造材を敢えて見せた合板仕上げのインテリアは、仕上げ材にかかる費用を抑えられます。粗削りな質感を楽しんだり、オイルステインで綺麗に仕上げることもできます。また、こちらの住まいのようにカットのアイデアによってローコストの合板をおしゃれに仕上げることも出来ます。

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