スタイル別・庭づくりを考えよう

Aya F. Aya F.
苔庭, 庭園空間ラボ teienkuukan Labo 庭園空間ラボ teienkuukan Labo Asian style garden
Loading admin actions …

庭は、家から一番近い屋外の憩いの場です。その大きさは家によってさまざまだと思いますが、日当たりやそのサイズ、家との位置関係を考慮して使い方や取り入れるスタイルを考えていくと、アレンジのイメージが定まってくるかも?今回は庭のスタイルについて、いろいろなタイプの実例を見ながら考えていきます。眺めるだけの場所として、自然と触れ合う場として、また集いの場として。いろいろなニーズに合わせていきたいですね。

庭づくり。スタイルはどうする?

庭づくりとひとくちに言っても、伝統的な形なのか、それとも洋風のスタイルにするかというだけでも、かなり対極の印象になりますね。まずは庭で何をしたいか、ということについて押さえておきたいところ。眺める場としてなのか、遊んだり土いじりをしたりと考えているのかによっても大きくデザインが変わってきます。

見て楽しむ庭の筆頭は、こちらのように和風のもの。広さがある程度確保できるのであれば、ぐるっと回れるように敷石を整備していくといいですね。

遊び場として

お子さんがおられるお宅や、外でパーティなどといったイベントに使いたいというアウトドア派の方の場合、芝生にしたりウッドデッキなどを取り入れたりすることで、アウトドアリビングのようなスタイルで庭を活用していけると、ライフスタイルにも幅が広がりそうですね。なるべくLDK空間に隣接する形でデザインすると、遊びまわる子供たちにも目が届きやすかったり、ガーデンパーティがしやすかったりします。

和のテイストを盛り込んで

シンプルだけれど、肩ひじ張らない伝統が感じられるデザインである和モダン。屋内だけでなく、屋外にも上手に取り入れていくと、家族だけでなく、来客時にも楽しんでいただけるエントランス空間が作れそうです。こちらのお宅では、苔や石灯籠、つくばいといった伝統的な要素を取り入れつつも、敷石で市松模様をかたどってみたり、縦格子を思わせる石の柵が建てられていたりして、個性的ながらもモダンさが感じられるスタイルとなっています。

ミニマルに、キュートに

ヨーロッパの田舎を思わせるような、いろんな花やハーブが植えられた小さな庭に憧れる方も少なからずいらっしゃるのでは?こちらは安曇野の造園会社・株式会社ガーデンホリックの手がけたもの。いたるところからいろんな種類の草花が生えており、アーチに沿って灌木や蔓性の植物を伝わせています。まるで小さな野原を思わせるようなランダムなアレンジが、とても個性的でキュートですね。

アクセントとしての植物

賃貸物件や都市部の小ぢんまりとしたお宅では、庭と呼べるようなスペースは少ないとは思いますが、ちょっとしたスペースを自然が感じられる空間へとアレンジしてみると、意外に心が癒されるかもしれません。例えばこちらのように、ウッドデッキにしたスペースの一角にヴァーティカルガーデンのように、植木鉢を壁に掛けて、空間に色をプラスしてみては?ハーブやカラフルな色合いの花でミニマルに飾ると、どこか華やかな雰囲気がプラスされるはずです。

シンボルツリーを楽しむ

大都市の住宅地では、プライバシーを確保しながら庭を楽しむということはなかなか難しかったりするもの。こちらは、大阪の建築家・プラスアトリエ一級建築士事務所の手がけたお宅の一角です。玄関が二重になっており、最初のドアを入ると、ウッドデッキを施した中庭とそこに植えられた大きな木が出迎えてくれます。シンプルなデザインのガーデンスペースですが、外からの目を気にせず楽しめる空間として活躍してくれそうですね。

▶homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!◀ 

理想の建築家を見つけるための建築家募集ページ

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine