解放感が気持ちいい!モダンな縁側の家5軒!

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
029那須Hさんの家, atelier137 ARCHITECTURAL DESIGN OFFICE atelier137 ARCHITECTURAL DESIGN OFFICE Scandinavian style houses Bricks
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縁側と言えば、伝統的な日本家屋の重要な要素です。それは建物の縁に設けられた軒下となる空間。特に「濡縁」と呼ばれる縁側は壁や雨戸が無いため、外の風を感じられる場所になります。もちろん軒によって雨を防ぐことができるため、屋外となるわけではありません。このような縁側は屋外でも屋内でもない中間的な場所として重要な役割を果たします。特に現代の住まいでは、屋外と屋内を繋ぎ、暮らしに解放感を生み出すものとして再び注目を集めています。今回はそんな縁側を設けた5軒の家を紹介します。

モダンと和の融合

最初に紹介するのは、SHU建築設計事務所が手がけた家の縁側。こちらは平屋のシンプルな建物になっています。縁側と言うと、伝統的な日本家屋を思い浮かべる人が多いかもしれません。ですが、こちらではシンプルな大屋根の下に木のフローリングが広がるモダンな住まいになっています。そんな住まいに和の要素を加えるのが、こちらの縁側。そこは庭を眺める場所となり、そして、外の風にあたる夕涼みの場所となります。こんな家なら、現代生活の中に安らぎやゆとりが感じられるに違いありません。

圧倒的な解放感

MURASE MITSURU ATELIERが手がけたのは個性的な住まい。こちらではL字型に縁側が造られています。縁側があるののはリビングルームの横。その間にあるガラス戸は壁に収納することができるので、縁側とリビングは一体化させることができます。そうするとリビングルームは屋内であっても、縁側のように外の風を感じられる場所となります。そして家の周りに広がるのどかな風景を楽しむことができるのです。このような本住宅は屋内、縁側、屋外の3つの空間を繋ぎ、圧倒的な解放感を楽しめるでしょう。

インナーテラスと融合

森の中に建てられたのはアトリエ137一級建築士事務所が設計した建物。それはL字型の形をしており庭を囲む形になっています。そんな庭に面したところに設けられたのが縁側。こちらでもガラス戸越しにリビングと隣接しており、それを開けることで解放感を生み出すようになっています。本住宅で最大の特徴となるのは縁側がインナーテラスとも一体化していること。インナーテラスは屋根の下に設けられたテラスで、壁の無い部屋、広くなった縁側と言えるかもしれません。それは屋外リビングのように縁側の可能性を広げ、様々な活用法を可能にしてくれるでしょう。

コミュニケーションを生み出す

縁側と言うと解放感を思い浮かべることが多いかもしれません。ですが縁側の果たす役割はそれだけに留まりません。そんな役割を気付かせてくれるのは、ALTS DESIGN OFFICEが建てた家。こちらでは広々とした軒下に、腰を下ろせる縁側が設けられています。このような縁側は家の中に人を招き入れることなく、気軽に知り合いや近所の人と話をする場所になります。現代生活というと内側に籠る暮らしになりがち。ですが、ここでは縁側がコミュニケーションの場となり、外に開かれた暮らしを可能にしてくれるのです。

庭を楽しむ

最後に紹介したいのは神谷建築スタジオが手がけた住まい。瓦葺の屋根に木の素材感を活かした外観は、強く和の伝統を感じさせます。もちろん建物の縁に造られた縁側はその印象をより強いものにしてくれます。こな和を感じさせる縁側ですが、それは、ここでは重要な役割を果たします。それは住み手となる造園家が造る美しい庭園を楽しむ場所となること。縁側に腰下せば、目の前に広がるの素晴らしい庭園。もちろん家の外に出なくても、縁側に出るだけで庭を堪能できます。ここでは縁側は庭を生活の一部に取り込み役割を果たすのです。

縁側については、こちらの記事でも紹介しています。

縁側まとめ

縁側とデッキスペース

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