安い家の基本ルール

A.Imamura A.Imamura
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安い家の価格は一体どのようにして決まっているのでしょうか?ローコスト住宅の基本コストダウンポイントを知っていることで、家を建てる際に、費用を抑えるところはしっかり抑え、こだわりたい部分に予算を十分かけることもできます。賢く住まい価格を抑えるポイントを学んでみましょう!今回は、安い家の基本ルールをご紹介していきます。

安い家は、シンプルに

安い家のコストダウンのポイントは、そのシンプルさにあると言えます。例えば、条件は全く同じなのにの価格に大きな違いが出てくることがあります。それは、家の形によると言われています。家の本体価格はスケルトン状態に間仕切りの壁数とその他設備をプラスしていった金額で計算されます。ローコストの多くの住宅に、ボックス型の非常にシンプルな外観が多くみられるのはそのためです。

安い家の間取りは、シンプル

安い家の間取りは、先ほどの外観デザインに合わせ室内もシンプルです。ローコスト住宅のコストダウン基本は、間仕切りを少なくすることです。大きなワンルームLDKが住まいの中心に配置され、開放的でオープンな雰囲気の家が多く見られます。部屋の数をできるだけ少なくすることで家の価格は抑えることが出来、また家族間のコミュニケーションが取り易い住まいになるメリットがあります。

建材を統一させる

こちらはALVENTOSA MORELL ARQUITECTESが手がけるスモールハウスの室内。ローコスト住宅に見られるすっきりと統一された壁や床、天井の建材が素敵です。実は、これはコストダウンの基本の一つです。家を建てる際、トラブルを上手く避けるため必用予定建材を多めに発注します。この材料や素材の種類が増えれば増えるほど、その分多く建材費用がかかると言われています。材料や素材の種類を統一しておくと、余分に発注することがなく、またトラブルの際でも同じ材料を使用できるので効率の良いコストダウンに繋がります。また、室内に統一感が生まれるので大きな間取りと相まってすっきりとした一体感のある住環境が演出できるのがメリットです。

ローコストを目指すなら施工期間を短縮させる

ローコスト住宅のコストダウンの最大の基本は、施工期間を短縮させるということです。コストダウンを大幅にはかりたいのなら、人件費を抑えるのが有効的です。それを実現させたのが、モジュール住宅とも呼ばれるスモールハウス。モジュール型住宅とは、工場で既に完成されたパーツを現場で組み立て構築される建物です。そのため施工工程が短期で人件費がコストダウンでき、またその納期の速さから驚きの低コストを実現します。

こちらでは合わせて「環境に優しい未来型建築のスモールハウス」を紹介しています。

水回りをまとめよう

ローコスト住宅は水回りをまとめることでコストダウンを図ります。水まわりの設備は集中して設置することで配管を短くでき、費用を削減することができます。また、水まわりの機能設備と道路との距離を近く計算しておくことで引き込みが短く済みコストダウンが可能になります。また水回りがまとまって配置された動線は、動線距離が短縮され家事の負担が少なくなるのでメリットがあると言えます。

クレジット: allnatura

狭少住宅&ローコストを実現させたポイントは?

変形敷地や狭小土地にローコスト住宅を実現させるときのポイントはどこでしょうか?そんな難しい条件をクリアし建てられた住まいを見てみましょう。こちらは、敷地面積17坪の土地を新たに購入し、残された建築予算1,000万円で造られた狭小住宅です。リビングの天井は、屋根を支える垂木も間柱もすべて壁や天井で隠すことのない現し仕上げとすることで、施主の希望である「木材を活かした住まい」とコストダウンを同時に適える個性ある住まいが実現しています。狭小敷地に強くデメリットを個性とデザインに活かす家は、やはりパートナーとなる建築家の協力があってこそですね。

クレジット: 写真:松岡満男

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