ダイニングテーブルにはどんなものを選ぼう?

Nami Sasaki Nami Sasaki
Picture Table wall attached, IvyDesign IvyDesign Kitchen
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ダイニングテーブルは、家族で食卓を囲む大切な場所。こだわりの逸品を見つけて、長く愛用したいですよね。今回は、芸術的なものから省スペースの実利的なものまで、多岐に渡るダイニングテーブルを集めました。様々な種類の中から、自分のニーズに合い、かつ好みのデザインのものを見つけてくださいね!

優しいタマゴ型のテーブル

こちらのころんとしたタマゴ型の可愛らしいテーブルがあるのは、キリコ設計事務所が手がけた住宅です。正円はあっても、タマゴ型のテーブルはなかなか珍しいですよね。微妙なカーブのおかげで座る人同士の間隔が一定でなくなるため、心理的に変化が楽しめそうです。自分のお気に入りのカーブを見つけて、定位置にするなんていう楽しみ方も出来てしまいます。さり気ないデザインですが、空間を柔らかく、そして面白味のあるものに演出してくれそうですね。

飾って畳んで

折りたたみ可能なテーブルというと、どのようなものを思い浮かべますか?テーブル自体も小さくて、片付けるときは誰にも見つからない隙間の奥へ奥へ押し込む… そんなイメージではないでしょうか。ドイツのインテリアデザイナーIvyDesignでは、全く逆の発想で、新たな折りたたみ式テーブルの可能性を広げました。シックな黒で塗られたこちらのテーブルは、一辺が壁に取り付けられ、そこを軸にして壁にそのまま立てかけると、あら不思議。そこには大きな額縁入りのポスターが出現しました。まるでトリックアートのようで、普段はアートとして楽しみ、来客時のみ大人数用のテーブルとして使うことが出来ますね。隠すのではなく、徹底的に見せるという考えで生まれた、見事なアイディアです。

自然の美とガラス板の織りなす造形

続いてご紹介するのは、ブラジルのインテリアデザイナーBoulleが手がけたこちらのダイニングテーブル。入り組んだ形の大木の根をそのままテーブルの脚として用いています。荒々しくも美しい自然の姿がそのまま切り取られた様子は、人の手では真似できない迫力がありますね。その圧倒的な造形美が十分に楽しめるよう、あえて天板はシンプルな正方形のガラス板で。上に乗るお料理も、より特別で豪華なものに感じられそうです。

ベンチと椅子を並べて

まるでカフェのようなお洒落な空間が広がるこちらのダイニングルーム。キッチンカウンターに面して、こっくりとした深い色合いのダイニングテーブルが置かれています。ここでぜひ参考にしたいのは、椅子の使い方。片側にはベンチ、片側にはクッション付きの肘掛け椅子が置かれました。一方をベンチにすると、簡単にカフェのような雰囲気になって便利なのですが、気をつけなければならないのが目線の高さです。ベンチは基本的に座面が低いため、それに向かい合う椅子も、同じように座面の低いものを選ぶ必要があります。しかし椅子の方は、デザインによっては低すぎて妙な感じに見えてしまうことがあるので、そのためにも座面がクッションになっているものをチョイスしましょう。見た目と座った時の目線の高さの釣り合いが取れますよ。

折りたためる囲炉裏付きテーブル

年季の入った木材が経てきた年月を肌で感じたい方には、桐里工房から、囲炉裏付きのダイニングテーブルをお勧めします。桐材は発火点が高く脂気がないため燃えにくく、昔から火鉢の材料としても親しまれてきました。そんな熱に強い性質が、こちらの囲炉裏でも発揮されます。また、せっかく囲炉裏付きのテーブルを購入したからには、家族や友達みんなで囲炉裏を囲んで食事したいもの。折りたたみ式の天板で大人数にも対応できるようになっている点も、嬉しいですね。

キャスター付きテーブル

ラスティックな仕上げがお洒落なこちらのキャスター付きテーブル。手がけたのはアルゼンチンのデザイナーVILLATTE – La Maisonです。キッチンで料理を作っていると、だんだんお皿を置く場所がなくなってきて、仕方なしにダイニングテーブルに置いて、キッチンとダイニングの間を行ったり来たりなんてこと、ありますよね。こちらのような移動が簡単なテーブルが一つあれば、普段はリビングルームに置いておいて、必要な時だけキッチンへ移動させたり、また反対に、食事が出来上がりダイニングへ運ぶ際に、ワゴンのように押してサーブすれば、何度も往復せずに済みますね。一家に一台あると、大活躍すること間違い無しです。

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