世界で発見!素敵なガーデニング

Nami Sasaki Nami Sasaki
'Tutti giù per terra', Barbara Negretti - Garden design - Barbara Negretti - Garden design - Garden
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ガーデニングに勤しむみなさん。世界のどこも、お庭づくりに精を出すのは同じです。季節に合った綺麗なお花を植えて、お茶ができるように好きなデザインの椅子やテーブルを設置して… と、お庭は凝り出すとついつい熱中してしまいますよね。今回は、世界各国のガーデニングを取り上げました。お家のお庭づくりのヒントが見つかるかも知れません。各国のお国柄が出ていて、面白いですよ!

イタリア—お花に彩られて

こちらはイタリアのBarbara Negretti – Garden design –が手がけたお庭。ピンクや紫系統のお花を中心にセンス良くまとめられています。植え方も、狭い花壇に押し込むのではなく、あくまで自然体でいられるよう、のびのびと植えられた植物が、イタリア人の気質を表しているようでもあります。シンプルな作りのサンシェードの下で、優雅なティータイムが楽しめそうです。

ドイツ—煉瓦造りのメルヘン小屋

ガーデニングといえば、どうしてもイギリスが真っ先に思い浮かびますが、実はドイツもガーデニング大国。クラインガルテンと呼ばれる、都市圏に住んでる人向けの、貸し出しのお庭が郊外にいくつもあるほど、ガーデニングが大好きな国民性なのです。こちらはドイツから、Antik-Steinの手がけたお庭のご紹介。色彩豊かな赤レンガを用いた小屋が可愛らしいですよね。雨風がしのげるだけでなく、まるでメルヘン童話に出てきそうな、可愛らしい出で立ちとなりました。

ドイツ—幾何学模様

もはや芸術の域に達していると言っても過言ではない、こちらのお庭を手がけたのは、ドイツのVolker Michael Photography。植木が見事に刈り取られ、噴水を美しく彩ります。計算され尽くされたそのデザインは、とても繊細で華やかですよね。左右対称の西洋の庭園には、日本庭園とはまた違った美しさがあると実感してしまいます。

メキシコ—バカンス気分で

こちらはメキシコから、Cenquizquiが手がけたお庭です。まるでリゾートホテルの一角のような、南国の雰囲気溢れるデザインが、見ているだけでもわくわくしてきますよね。日差しの強い地域では、お庭に日陰を作るのは必須事項。さらに屋根を葉で葺けば、風をよく通し、ますます快適にくつろぐことが出来ます。お家でバカンス気分を味わえる、羨ましいお庭です。

メキシコ—底抜けに明るく

こちらはメキシコから、Luiza Soares – Paisagismoの手がけたパティオのご紹介です。家の外壁には自由にカラフルな絵が描かれ、アーティスティックな雰囲気が満載。ラテン系の国らしく、楽しさ溢れる空間です。このように、建物の間に梁を渡して、そこから植木やランプを下げるのは、お洒落なアイディアですよね。暗くなりすぎもせず、かつこじんまりした空間を演出できると思いますよ。

日本—紅葉

真紅の紅葉がアクセントのこちらのお庭。手がけたのは長崎を中心に活躍する株式会社アトリエカレラです。飛び石や灯籠が、趣のあるこちらの日本庭園は、増築された民家の中庭に位置します。純日本的なこの中庭に対し、室内はモダンに整えられ、その対比がよりお互いの良さを高め合います。忙しい日常の中でも、心が落ち着く素敵な空間ですね。

スペイン—アーチに囲まれて

こちらはスペインからLANDSHAFTの手がけたお庭のご紹介。教会の天井によく見られる、ヴォールトと呼ばれる構造に躯体を組み上げ、そこに緑を這わせました。色とりどりのお花に囲まれ、青々とした緑が美しいですよね。屋外にいるのに、どことなく教会内部を彷彿とさせる、不思議な仕上がりになりました。

日本—囲炉裏を囲んで

こちらは木村博明 株式会社木村グリーンガーデナーが手がけた、お庭に囲炉裏のある風景。普段は囲炉裏の上に蓋をして、ウッドデッキとして使用でき、BBQの時には大勢のゲストが囲める囲炉裏に大変身します。BBQは洗い物が多く出るから、との配慮ですぐ脇に設けられたシンクは、普段のガーデニングでも役に立ちそう。ここに住む人がいかに楽しい生活を送れるか、を最大限考えて作られたお庭です。

日本—茶室の歴史を感じて

こちらは兵庫を中心に活躍するにわいろSTYLEが手がけた、蹲(つくばい)。もともと茶室に入る前に、手を清める場として設けられたこの蹲は、柄杓から水を掬う手水鉢、その正面に踏み台となる前石、左側には夜の茶会のための灯り置き場である手燭石、右側は冬の茶会に用意する湯桶を置く湯桶石、の4つの石から構成されています。石を愛で、使う文化は、世界広しといえども、他にあまり見かけない、日本独特の文化です。茶室の歴史の息遣いを感じますね。

イギリス—優雅にティータイム

イギリスと言えば、紅茶の国。もちろんお庭もお茶会にかかさない、大切な場所です。こちらを手がけたのはGarden Club London。中央に置かれた椅子のフォルムが、どことなくティーカップを連想させますね。ラベンダーやハーブ等、野草系の草花を多く用いることで、素朴で自然な雰囲気に纏めました。

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