ミニキッチンの魅力 ‐ 場所を取らず機能的!

Aya F. Aya F.
天窓のある家, 高橋直子建築設計事務所 高橋直子建築設計事務所 Kitchen
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ミニキッチンと聞くと、なんだかかわいらしいイメージですが、そこで日ごろ料理をする人にとっては、限られたスペースでの作業に一工夫を加えないと、使いにくい場所になるかもしれません。住宅事情によってもコンパクトな空間にキッチンを置くことを強いられたりもしますよね。今日のテーマはミニキッチンの魅力。小さくても機能的な素敵なデザインのスペースをご紹介します。

コンパクトにシンプルに。I型のミニキッチン

ミニキッチンと言ってもサイズもレイアウトもさまざま。こちらのお宅では、壁に向かって配置されたI型のミニキッチンです。コンロとオーブンは独立したものが置かれ、シンクや収納、作業台がその横に並びます。シンプルな形でコンパクトですが、作業台のスペースも十分に取られているため、小さいなりにも使い勝手は良さそうです。毎日使うフライパンや鍋といった調理器具は壁に吊るされたメタルの格子にひっかけられるようになっており、機能的でおしゃれですね。

小さくても大容量収納つき

こちらもとてもミニマルなキッチンです。コンロは二口、作業台スペースやシンクもかなりコンパクト最小限度のサイズ感ですね。でも収納は大容量!日ごろよく使う調味料やコーヒーなどは取り出しやすい見せる収納棚に置けますが、それ以外は扉付きの棚が上下に大小さまざまなサイズで設置してあるため、台所用品から食料のストックまで、こちらですっきりと仕舞い込めて、生活感のないスタイリッシュな印象にできます。ミニマルなワンルームにぴったりですね。

半分隠れてよりコンパクトに見せる

キッチンの配置によって、見た目もコンパクトになることがあります。こちらがそのとても良い例です。東京の建築士・高橋直子建築設計事務所の手による天窓のある家の厨房は二階にあります。作業台のうち、レンジが置かれた部分が壁で隠れているため、とても小ぢんまりとした印象に。二面の壁で囲まれた位置にレンジがあると、換気扇が効率よく働いてくれるため、リビングダイニングでは食べ物のにおいが残りにくくなります。

ちょっと変わった形のウッディなキッチン

キッチンというと、I字型、L字型、アイランドキッチンなど割と直線的な動線が考えられたものが多いのですが、そういう意味ではこちらはちょっと変わった形。幅広なペニンシュラ型なのですが、コンロとシンクが同列にありません。限られた空間に使いやすいキッチンを配置するために、このような形にカスタマイズされたそうです。ステンレスや人工大理石などといった素材のワークトップが一般的な中、こちらは木製。温かみのあるインテリアに仕上がります。

カフェ風リノベーションのミニキッチン

こちらは一人暮らし向けのマンションリノベーション。カフェをイメージして作られています。キッチンは最小限度のコンパクトサイズですが、作業台がL字型に延びていて、ダイニングカウンターとして利用できるようになっています。白とナチュラルウッドの取り合わせで清潔感があって、毎日おしゃれなカフェのカウンターで食事をしているような気分が味わえそうです。ミニマルな造りなので、作業台の上下にもいろいろ収納ができそうですね。

キッチンのすべてを詰め込んだキャビネット式

機能的かつコンパクトなキッチンがミニマルにまとまっていると、お部屋が小さくても気にならなくていいですよね。こちらのものは、そんな願いをかなえてくれるようなオールインワンのキャビネット式。コンロやシンクはもちろんのこと、電子レンジや収納棚もしっかりとついています。扉を閉じるとキャビネットのように見えるため、そこがキッチンとは気づかれないかも?!一人暮らしのコンパクトワンルームでは使い勝手がよさそうですね。冷蔵庫と食器洗浄機もついていて、小ぢんまりとまとまります。

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