明るく、開放的で、落ち着くことができる写真スタジオ

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
Kayashima Photo Studio Ohana, 一級建築士事務所アトリエm 一級建築士事務所アトリエm Commercial spaces
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建物は住まい以外にも様々な役割を果たす。それが商業施設であれば、そこで提供されるサービスに対応した空間を用意しなくてはいけない。では建物が写真スタジオとして使われるのであれば、どのような空間が必要となるだろうか。このような問いに取り組んだのは建築事務所「アトリエm」。彼らが建てた写真スタジオは、明るく、開放的で、落ち着くことができる空間を生み出している。

写真スタジオとしての建物

大阪門真市の住宅街に建物が建てられている。この建物が果たすのは住むための家ではなく、お店としての役割。建物では家族の集合写真や記念撮影などが行われ、写真スタジオとして使われる。もちろん、そのためには住まいとは異なる空間が必要となる。そこで「アトリエm」は、写真撮影をサービスとして提供する写真スタジオにふさわしい空間を実現させている。

列柱とガラス窓

2階建てとなる建物は白い色にまとめられている。そんな建物の外観で大きな特徴となるのは、建物の横に取り付けられた列柱、そしてガラス張りの窓。列柱は低い柱が高い柱へと連なっており、シンボリックな印象を生み出す。そのため建物の目印として多くの注目を集めることができるだろう。そして建物に多く使われているガラス窓は、内部の様子を見せてくれる。建物を見れば、何のために使われているか簡単に気付ことができるはずだ。

明るい屋内空間

建物の内部はガラス窓が多く使用されており、とても明るい空間となっている。受付となる1階前面部分には視界を遮るような壁がない。全面ガラス張りとなった壁からは外に広がる風景を見ることができる。屋内にも関わらず、空間が外に広がっているような感覚を感じることができるだろう。また同時にガラス窓は屋内空間を明るくする。光を遮ることのないガラス窓は室内に多くの光をもたらし、建物内は屋内とは思えないほど明るくなっているのだ。

写真撮影のための空間

1階と同様に建物2階にも多くのガラス窓が取り付けられており、明るい空間が広がっている。そんな2階で行わるのは写真撮影。そこでは撮影のために美しい光が必要となる。もちろんガラス窓のおかげで光に困ることはない。また室内には暖かな光が満ち溢れ、被写体となるお客さんの気持ちをほぐすことになるだろう。撮影に必要な明るくリラックスできる空間がここには広がっているのだ。

開放的で、明るく、安心して撮影に臨める場所

建物が写真スタジオとして使われるため、必要となるのは住まいとは別の役割。気軽に訪れることができる場所でなくてはいけないし、撮影に必要な美しい光が屋内に届かなくてはいけない。また被写体となるお客さんが安心できる雰囲気も必要だろう。今回建てられた建物では、こうしたことに応えるために、ガラス窓が効果的に使用されている。写真スタジオは、開放的で、明るく、安心して撮影に臨める場所となっている。このように写真撮影のこと考えた空間は、美しい写真の撮影を可能にしてくれるに違いない。

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